俺の話は、嫁の妹が帰ってきた時の話だ。
つい最近のことなんだが、家を離れていた嫁の妹が、帰ってきていた。
この近辺で祭りがあるらしく、それを見るついでに帰ってきたそうだ。
仕事から帰ってきたら、台所に綺麗な女が。

「おかえりー」

笑顔で迎えてくれる。妹だ。
めちゃくちゃいい女になっている。タレントとかに例えると、りょうとか、小雪とか。
かわいいというよりは綺麗系。俺の好みは、綺麗系。

言い忘れたが、俺は32で、妹は23だ。 

もともと綺麗な奴だったんだけど、見ない間にもっと綺麗になっちゃったんだよ。 
素直に口に出す俺。 

「おい、また綺麗になりやがったな」 
「あはは、お土産なんて持ってきてないぞ」 

笑顔がまたかわいい。 
お土産が無いというのは嘘で、しっかりと芋焼酎を買ってきていた。 
しかし俺、芋焼酎は呑めない。 

「最初に謝っとく。ごめん」 

黒霧島という名前で、手ごろに飲める芋焼酎らしい。 
でもあの匂いが苦手で、俺は飲めない。 

「そうなんだぁ。残念。兄貴のために買って来たんだけどなぁ」 

まて。 
飲ませていただきます。苦手ですが。 
1杯だけですが。 

そんなこんなで、帰ってきたばかりの俺は風呂に入り、 
嫁とお話タイム(←日課です)を終え、いざ出陣。 
台所で、テレビを見ながら一人で呑んでいる妹発見。 

「一人酒かい」 

風呂上りで火照った体を台所の扇風機で冷ましながら、妹へと声をかける。 
かなり呑んでるみたいだ。黒霧島が半分以下になっている。 

「かなりうまいぜ、これ。兄貴は駄目なんだよね?芋焼酎」 

一杯だけ、今夜は好き嫌いを無くします。 

俺のために買ってきてくれた酒を、俺のコップに注ごうとする俺(ややこしくてすまん)。 
すると、 

「なんだよ、目の前にいい女が居るだろ。手酌はいかん」 

笑いながら、俺のコップに黒霧島を注ぐ妹。 
一杯だけなら、何とか耐えられるだろう。 
妹が前かがみになったので、胸の谷間を期待したが、そこまで深い襟元じゃなかった。 

俺様の無意識ミサイル「視線」、鉄壁に阻まれる。 

嫁は子供達を寝かしつけ、一緒に熟睡。 
起きて台所ではしゃいでいるのは、俺と妹のみ。 
嫁は、俺が晩酌を長く続けることが多いので、時間が遅くなってもあまり気にしない。 
しかも、妹と呑んでいるのは俺一人のため、 
折角帰ってきた妹をもてなしていると思っていたらしい(←あとでそう言われました)。 

いや、むしろ俺がもてなされているわけだが。 

酒は進み、一杯だけの黒霧島をクリアし、ノーマル焼酎に戻った俺。 
妹はいまだに黒(ryを呑み続けている。 

普段だと、妹はすぐに部屋に戻ってしまうのだが、 
何故かこの時は、俺との話がめちゃめちゃ盛り上がる。 

何故か、話はゲーム関係に進む。 

しかも、妹の方からふってきた。 

「兄貴、バイオハザード4やってるんだって?お姉ちゃんから聞いたけど」 

得意分野キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 
俺のもっとも得意とする話題だw 
今更だが、中古で買ったバイオが、俺の今の旬。 
…小遣いが少ないんだよ。 

で。俺も酔いが回ってきているが、バイオの話で燃料投下! 
二人して大盛り上がり。 
…話がそれ始めたのは、アシュリーの話になってから。 

アシュリーを知らない方の為に、ちょっとだけ説明。 
「バイオハザード4」に出てくる女の子で、主人公が救出するべきキャラクターです。 
ミニスカートと、おおきな胸が、男性陣の心を掴んで離しません。 
俺のチンコも鷲掴み。 
年齢は、おそらく16,7じゃないでしょうか。知ってる人居たら教えてください。 

で、妹。 

「アシュリー、邪魔なんだよね」 
「そんなこと無いぞ。かわいいじゃないか」 

無駄っぽい、俺のアシュリー援護。 

で、二人ともかなり酔ってきているわけだが、俺は常に晩酌を続けているので、 
これくらいでは潰れたりしない。 
アシュリー談義は続く。 

「アシュリーな、実はあいつ、パンツ見えるんだよ」 

酔いながら、セクハラ開始。 
作戦成功。妹、乗ってきたw 

「え?!どうやんの?!w」 

事細かに、それこそアシュリーのパンツの柄まで、俺説明w 

いい女とのエロ談義。 
しかも酒付き。 

最高じゃないですかwwww 

「へー…。パンツ見えると、やっぱり嬉しいの?」 

(・∀・)イイ!! 
徐々に誘導されている妹、(・∀・)イイ!! 

「そりゃ嬉しいよ。ゲームでも、見えたらそりゃ立つぜw」 
「あほかw…今も立ってんの?」 

黄金パターン、成功!w 

「今立ってるわけ無いじゃん!w」 
「だって、男の人って、想像すると立ったりするんじゃないの?」 
「そりゃそんな時もあるけど、必ず立つわけじゃないよ」 
「…へー」 

空気の流れは俺向き。 
酔った頭をハンデに抱え、集中するべきはもはや「エロ」w 
妹とどうやってエロいことに持ち込もうかと、それこそ1000手くらい読みまくる俺。 
今なら、将棋の初段くらいには勝てそうな気がする。 

「立ってるところ、見たい?」